スケボやBMX… 万博中のアクションスポーツ世界大会、相乗効果は

2025/04/04 07:15 

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 スケートボードや自転車競技のBMXなどアクションスポーツの世界大会「Xゲームズ」が6月20~22日、大阪市西区の京セラドーム大阪で開催される。4月13日に開幕する大阪・関西万博との相乗効果も期待し、大阪府・市が誘致した。若者を中心に人気が高まる都市型スポーツがもたらす影響とは?

 「都市の成長を考える際、スポーツはいまや社会の変革を促していくほどの力になっている」

 Xゲームズ組織委員会委員であり、国際スポーツビジネスを中心とした企画・運営会社「CB」(東京都)の青山アリア執行役員は、そう解説する。

 例として挙げるのが2024年のパリ・オリンピックだ。街のシンボルでもあるセーヌ川は水質の問題が長年指摘されてきた。そこで、トライアスロンなど競技を実施するため、浄水施設を設けて改善を図る取り組みが進められた。青山氏は「街が抱えている課題と向き合うことで、市民の意識改革にもつながっていた」と話す。

 大阪で開催されるXゲームズは1995年に米国で始まったアクションスポーツの祭典だ。これまでに世界13カ国で開催され、延べ600万人以上が観戦した。世界のトップ選手が集い、技を競い合う姿は192カ国で映像配信されるほどの人気を誇る。国内では22~24年に千葉市内で開催され、24年大会は3日間で約3万人が訪れた。

 府・市はXゲームズ開催を万博の会期中にこだわった。前売り入場券の売れ行きが不振に陥るなど盛り上がりに欠けるとされるなか、どのような相乗効果が期待できるのか。

 過去大会は約20カ国から約100人の選手が参加してきた。10代の選手も多く、SNS(交流サイト)を通じたコミュニケーションが盛んな世代だ。

 青山氏は「来日する海外の選手が大阪の魅力を発信する。そこで万博が開催されていると知る人もいるだろう」と話し、世界的に関心が高まると見込む。

 もちろん、将来的な都市の成長も見据える。大阪市の横山英幸市長は「若い人がどんどんアクションスポーツに関心を持っている。万博の先に向けて成長する都市を目指すため、若い人が大阪に来ればいろんな可能性があり、楽しめるという街を目指したい。Xゲームズはシンボルとなる大会で(いい)機会になる」と語る。【村上正】

毎日新聞

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