野球のＵ１８（１８歳以下）高校日本代表候補選手による強化合宿が３日、奈良県内で始まった。第９７回選抜高校野球大会で優勝した横浜（神奈川）のエース左腕・奥村頼人（３年）や昨夏の甲子園大会で初優勝した京都国際の左腕・西村一毅（３年）ら３８人が参加。各チームそれぞれのユニホーム姿でシートノックやフリー打撃などに取り組んだ。

　初日の練習を見守った小倉全由監督は「みんな良い選手で、良いものをもっている。選ばれて参加していることを自覚していると感じた。（この合宿で）長所をしっかりと見せてほしい」と語った。奥村は「今まで日の丸を背負ったことがないので代表には憧れがある。投打の二刀流が強みであり持ち味。やるからにはできるポジションを全部やって、アピールしたい」と言葉に力を込めた。

　合宿は５日までで、４日は紅白戦を予定している。Ｕ１８日本代表は今夏に編成され、今秋に沖縄で開催されるワールドカップ（Ｗ杯）に連覇を目指して出場する。【長宗拓弥】