日産、米国工場での減産計画を一部撤回 トランプ関税対策で生産調整

2025/04/04 21:55 

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 日産自動車は4日、米国の工場で減産予定だった計画の一部を撤回する方針を明らかにした。トランプ米政権が3日に輸入車への追加関税を発動したことを受け、関税がかからない現地生産を維持する狙いがある。

 日産は業績不振から世界の生産やサプライチェーン(供給網)の見直しを進めている。米国2カ所の工場の一部生産ラインのシフトを通常から半減させ、4月以降に減産体制に入る計画だったが、スポーツタイプ多目的車(SUV)を生産する米テネシー州・スマーナ工場は生産シフトを維持することにした。

 一方で、メキシコで生産している高級車ブランド「インフィニティ」のうち、米国向けの2車種の生産を停止することも明らかにした。2車種以外の米国向けに関しては需要に応じて継続するという。

 日産は米国に「(関税引き上げの)影響を受けない在庫が十分にある」としているが、今後も米関税の動向を注視しながら必要な生産の調整を行う方針だ。【鶴見泰寿】

毎日新聞

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