トランプ氏、TikTok交渉75日間再延長 法律違反の可能性も

2025/04/05 09:54 

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 トランプ米大統領は4日、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業を事実上禁止する法律の施行を、追加で75日間延期すると発表した。自らが運営する交流サイト(SNS)に投稿し、大統領令に署名する考えを示した。法律は1回しか延期を認めていないが、その点には触れていない。

 トランプ氏はSNSに「私の政権は、ティックトックを救うため懸命に取り組んできた。取引(ディール)には更に作業が必要で、追加で75日間稼働させるための大統領令に署名する」と投稿。「中国は私たちの関税に満足していないと思うが、誠意をもって協力し続けるのを望んでいる」と加えた。

 ブルームバーグ通信によると、オラクルやブラックストーンなど米企業で構成する事業体が、ティックトック米国事業の50%を所有する案が検討されているという。

 法律は、ティックトックを運営する中国IT大手「字節跳動(バイトダンス)」に対し、ティックトックを米国の敵対国以外の企業に売却するよう求めるとともに、期限内に売却しなければ米国内での事業を事実上禁止する内容。1月19日が期限だったが、翌日に大統領に就任したトランプ氏が75日間延期する大統領令に署名し、その期限が4月5日に迫っていた。

 法律は2024年4月に超党派の賛成で成立し、大統領に「90日以内の1回の延期」を認めている。今回延期すれば2回目となり、違法とみられる。【ワシントン大久保渉】

毎日新聞

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