NYダウ、2231.07ドル安 トランプ関税で史上3番目の下落幅

2025/04/05 06:12 

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 4日のニューヨーク(NY)株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比2231・07ドル(5・50%)安の3万8314・86ドルで取引を終えた。トランプ米政権の関税に中国が大規模な報復関税を発表し、貿易戦争激化への懸念が強まった。ダウ平均の下げ幅としては、史上3番目の大きさ。

 4日のNY市場でダウ平均は400ドル超安で取引を開始し、下げ幅を拡大した。アップル、エヌビディアが7%安、ゴールドマン・サックスは8%安だった。

 終値は2024年5月30日以来、約10カ月ぶりの安値水準。ダウ平均の終値ベースの下げ幅は、新型コロナウイルス禍の20年3月16日(2997・10ドル)、3月12日(2352・60ドル)に次ぐ大きさとなった。

 中国政府は4日、米国からの全ての輸入品に34%の報復関税を課すと発表。世界1、2位の経済大国による貿易戦争が激しくなり世界経済に深刻な打撃を与えるとの見方から、幅広い銘柄が売られた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が4日、トランプ関税により米国が物価上昇(インフレ)と経済鈍化に見舞われる可能性が高いと述べたことも投資意欲を冷え込ませた。

 4日はアジアや欧州市場も軒並み株価が下落。トランプ関税による世界同時株安が続いている。【ワシントン大久保渉】

毎日新聞

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