九州北部で線状降水帯の恐れ 10日夕にかけ 土砂災害など警戒を

2025/06/10 09:49 

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 梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、九州では9日夜に鹿児島県で線状降水帯が発生するなど、断続的に雨が降り続いている。気象庁は10日夕にかけて福岡、佐賀、長崎、大分、熊本各県で線状降水帯が発生する恐れがあるとして土砂災害や河川の増水などに警戒を呼びかけている。

 梅雨前線は九州に停滞し、九州北部では雷を伴う非常に激しい雨が降るところがある見込み。西日本や東日本でも11日にかけて雷を伴う激しい雨が降るところがある。11日午前6時までに予想される24時間降水量は多い所で、九州北部180ミリ▽近畿150ミリ▽九州南部と中国120ミリ――と予想している。

 JR九州は10日午前、大雨の影響で在来線の久大線と指宿枕崎線が運転を見合わせていると発表した。長崎線や鹿児島線なども速度を落として運転しているという。【井土映美】

毎日新聞

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