薄着の季節は痴漢や盗撮に注意 レスラーらがキャンペーン 東京

2025/06/15 09:45 

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 薄着になって痴漢や盗撮被害が増える時期に合わせて、警視庁久松署と蔵前署は13日、防犯対策を周知するキャンペーンや駅の防犯設備を充実させる取り組みをした。

 久松署は都営新宿線馬喰横山駅(中央区)で、人形町のプロレス団体「OSW」のレスラーや防犯協会員ら約15人が参加したキャンペーンを開いた。痴漢撃退用の音声や防犯ブザーを鳴らすことができる警視庁の無料防犯アプリ「デジポリス」の案内が記されたウエットティッシュや被害を防ぐ方法を紹介するティッシュを配布した。生活安全課防犯係の中島義之係長は「痴漢や盗撮は犯罪だという意識を高めていきたい」と話した。

 一方、蔵前署は新御徒町駅(台東区)構内のエスカレーターに盗撮・痴漢防止用のミラーを設置した。同駅構内では5~6月上旬、盗撮被害が数件、相次いで発生しており、この日は上りエスカレーターに5枚の広角ミラーを設置。通常の鏡より背後が広く見えるため、被害者が盗撮に気づきやすくなる。河野雅明署長は「複数の広角ミラーを設置することで、1件でも被害を無くしたい」と話した。【長屋美乃里、朝比奈由佳】

毎日新聞

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