原爆の子の像モデル、禎子さん兄が福岡・春日市に折り鶴レプリカ寄贈
広島市の平和記念公園の「原爆の子の像」のモデルとなった故佐々木禎子さんの兄雅弘さん(83)=福岡県那珂川市=らが15日、福岡県春日市役所を表敬訪問し、禎子さんが残した折り鶴の金属製レプリカなどを寄贈した。23~26日に市ふれあい文化センターである平和祈念展で展示される。
19日に市立春日原小・ゆめホールで開かれる講演会(春日原地区自治会主催)で、雅弘さんが講師を引き受けたことをきっかけに寄贈が実現。雅弘さんはレプリカと自身が折ったピンクの折り鶴、「想いやりは世界共通の心掛け」と記した直筆の色紙を井上澄和市長に手渡した。同自治会からは、禎子さんの生涯をつづった雅弘さんの著書「禎子の千羽鶴」20冊が贈られた。
1945年8月6日、当時2歳だった禎子さんは広島の爆心地から約1・6キロの自宅で被爆。小学6年の時に白血病を発症し、回復を願って薬の包装紙などで1300羽以上の鶴を折ったが、被爆10年後の55年に12歳で亡くなった。禎子さんの級友の呼びかけで58年、原爆の犠牲になった子どもを追悼する「原爆の子の像」が完成した。
折り鶴のレプリカは禎子さんの枕元にあった1羽を、広島県福山市の金属部品メーカー「キャステム」が3Dスキャン技術で再現。雅弘さんによると、同様のレプリカは岸田文雄前首相や2023年に広島市で開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)で各国首脳にも配られた。
井上市長は「改めて平和を語り継ぐことの大切さを実感した。平和のシンボルとして、平和学習などに利用したい」。雅弘さんは19日の講演に向け「禎子が残した思いやりの心を伝える話をしたい」と話した。【竹林静】
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