日航機墜落現場で灯籠流し 川面に200個「空の安全を」
乗客乗員520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から12日で40年を迎えるのを前に、墜落現場「御巣鷹(おすたか)の尾根」(群馬県上野村)のふもとを流れる神流(かんな)川で11日夜、鎮魂の灯籠(とうろう)流しが行われた。
遺族たちが「空の安全を」「40年前のこと決して忘れません」などと書いた約200個の灯籠が、川面に並べられた。小雨が降る夕闇に、明かりが浮かび上がった。
父親の河口博次さん(当時52歳)を亡くした東京都の大学特任教授、河口真理子さん(64)は10年ぶりに上野村を訪れた。誠実で家族思いの父親だったという。灯籠には「パパより一回り、年上になりました。本当にこの40年ありがとう」と書き込んだ。「多くの人たちが真心を込めて、ここを守ってくれていてありがたい」と話した。
会場には、群馬県高崎市の市民サークルによるアコーディオンの音色が響いた。事故で亡くなった坂本九さんの代表曲「上を向いて歩こう」などを演奏。サークル代表の上原正己さん(71)は「空の事故がないようにと、祈りを込めて演奏している。その祈りが参加者に届けばうれしい」と語った。
地元の上野小学校の児童や教師も参加した。6年生の伊原行将さん(11)は「学校やお父さんから事故のことを学び、悲しい気持ちになった。年下の人や転校生にも伝えたい」と話した。
12日は、朝から遺族らが御巣鷹の尾根に向かって山道を登る。ふもとの「慰霊の園」では追悼慰霊式が営まれ、墜落時刻の午後6時56分に黙とうをささげる。【加藤栄】
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