北京で日中韓子ども童話交流 3カ国の児童が「船」テーマに絵本を発表

2025/08/24 20:08 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本と中国、韓国の小学生が童話づくりを通して友情を深める「日中韓子ども童話交流2025」(中国関心下一代工作委員会主催、毎日新聞社主管)で、3カ国の児童約100人が24日、北京市内で「船」をテーマにした絵本を発表した。宇宙船で宇宙旅行に出たパンダと人間ら主人公3人が他の星で怪物に出合い、パンダがササで怪物を退治する話など、ユニークな物語を次々と披露した。

 児童は3カ国混成で10班に分かれ、班ごとに絵本を1冊ずつ制作した。22日にストーリーを考え、23日に文章と絵を仕上げていた。

 宮崎県延岡市から参加した池田麗梛(れいな)さん(4年)は「通訳さんに手伝ってもらい、身ぶり手ぶりも使って中国、韓国の仲間と話し合いながら、一つの物語を作り上げていった。その中で、お互いの距離が縮まった」と話した。

 発表会に続いて「さよなら夕食会」やかくし芸大会も催され、20組の児童が民族舞踊やチアリーディングダンス、合唱、バレエなどを演じた。【岩崎日出雄】

毎日新聞

社会

社会一覧>