神奈川、群馬で相次ぐ山林火災、山梨も延焼中 気象庁が注意呼びかけ

2026/01/11 20:01 

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 11日午前に神奈川、群馬両県で山林火災が相次いで発生した。いずれもけが人は確認されていないが、鎮火のめどは立っておらず、11日夜の時点で消防や自衛隊による消火活動が続いている。8日に山梨県で発生した火災も延焼中で、気象庁は乾燥と強風が続くとみて注意を呼びかけている。

 11日午前10時15分ごろ、神奈川県秦野市堀山下で「火災が発生した。煙が見える」と登山者から110番があった。市消防本部などによると、丹沢山地の中腹部分にある山小屋「堀山の家」約60平方メートルが全焼し、少なくとも周辺の約3000平方メートルに延焼した。現場は塔ノ岳に続く「大倉尾根」と呼ばれる登山コース沿い。

 市は災害対策本部を設置するとともに、県を通じて自衛隊に災害派遣を要請。消防や県警と消火にあたったが、夕方までに一旦活動を終了した。12日朝から消火を再開する。

 群馬県桐生市梅田町1付近の山林では11日午前11時半ごろに「山の中腹から白い煙が上がっている」と目撃者から119番があり、消防車やヘリコプターなどで消火活動を行った。県は午後2時半、自衛隊に災害派遣を要請。自衛隊のヘリコプターが消火活動のため出動した。

 桐生市消防本部によると、午後6時時点で2ヘクタールが焼損し、北西に延焼している。けが人は確認されていないという。警察などが出火原因を調べている。

 群馬では前橋市柏倉町の赤城山でも2カ所で火災が発生。いずれも夕方までに鎮圧した。

 一方、8日午前に山梨県上野原市の扇山で発生した火災の焼損面積は、11日午後5時時点で74ヘクタールとなった。火の手は一時、山のふもとにある民家まで約30メートルに迫り、住民4人が避難した。77世帯145人に避難指示を出している。

 気象庁によると、11日は関東や九州を中心に幅広い範囲で火災の発生リスクが高まる乾燥注意報と強風注意報が出された。【加藤昌平、鈴木理之、御園生枝里、矢野大輝】

毎日新聞

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