休園の旭山動物園 市が園内業者への補償検討 職員の精神ケアも

2026/04/28 18:17 

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 北海道旭川市の旭山動物園に勤務している男性職員が妻の遺体を園内の焼却炉に遺棄したと供述して警察から任意で事情聴取されていることを受け、今津寛介市長は28日の記者会見で改めて謝罪し、夏期開園を29日から5月1日に延期した経緯を説明。園内の飲食店などを対象に、延期による損失への補償を検討する考えも示した。

 今津市長は開園を2日遅らせたことに関し、今回の問題に動揺し、平常心で業務に臨むことが難しい状態になっている職員が出ているとして、聞き取りと精神面でのケアを実施していると説明した。

 市には1000件に及ぶ動物園に対する応援メッセージが寄せられ、開園への後押しになったという。

 旭山動物園は大型連休期間中で2日間で1万人を超える来園者がある人気観光地。今津市長は、開園延期の判断によって園内の飲食店などで生じる損害に対する補償が必要との考えを明らかにした。

 今津市長は「誰も予想できない大きな不安に襲われ、かつてない大きな危機に直面している。動物たち、職員、動物園、地域を応援していただきたい」と訴えた。

 園内には遺体を遺棄したとされる焼却炉があり、現在も道警の捜査が続いている。焼却炉は来園者の立ち入り禁止区域にあるが、警備を強化し、開園中も捜査に影響が出ないようにする。【横田信行】

毎日新聞

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