夕日と道が一直線 熊本・長部田海床路、絶景に見物客集う

2026/05/13 17:15 

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 熊本県宇土市の有明海で、干潮時に現れる道「長部田(ながべた)海床路(かいしょうろ)」と夕日が一直線に重なる時期となり、見物客でにぎわっている。

 長部田海床路は、干潟を舗装した約1キロの作業用道路で、潮が引くと沖のノリ養殖場に漁業者がトラックで乗り付けている。漁業者優先だが見物客も立ち入ることができる。潮が満ちると道は水没し、24本の電柱が海面から突き出し、夜には明かりがともる。

 5月と7月に各2週間ほど、海床路と夕日が一直線となる。9日午後6時50分ごろ、対岸の長崎県・島原半島に日が傾くと海や干潟がオレンジ色に染まり、見物客らが海床路を夕日に向かって行き来していた。

 干潮時は海床路から夕日を眺めることができ、潮位が高い日は海面に光の帯ができる。宇土市によると、夕日が重なるのは5月24日ごろまで。担当者は「潮位と気象条件で異なる表情を見せるのでリピーターが多い」と話している。

 長部田海床路の周辺は公園が整備され、2022年に人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」のキャラクター「ジンベエ」像ができた。駐車場や物産館もあり、市によると毎月2万人前後が立ち寄る観光地となっている。【久野洋】

毎日新聞

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