トランプ氏、習氏と「イラン情勢長く話し合う」 14日から会談
トランプ米大統領は12日、ホワイトハウスで記者団の取材に応じ、14~15日に行われる中国の習近平国家主席との会談で、イラン情勢について「長く話し合うことになる」との見通しを示した。「イランについていかなる支援も必要ない。いずれにしても私たちは勝利する」とも話した。その後、北京に向けて出発した。
トランプ氏はイランについて「(米側は)非常によく制御している。取引をするか壊滅させるかだ」と強調。米政権はイランとの戦闘終結に向け、核開発問題やホルムズ海峡の開放などについて協議を続けてきたが行き詰まりの状態を打開できず、戦闘再開も含めて検討していると報じられている。ただ、トランプ氏はこの日、今後の対応について「機内で考える」と述べるにとどめた。
イラン側も米国の出方に警戒を強めている。イラン国営プレスTVは12日、イランの精鋭軍事組織・革命防衛隊テヘラン司令部が大規模な軍事演習を行ったと報じた。イラン政府の報道官は記者会見で、イランは「『引き金に手をかけた状態』で最終的な交渉環境が整うのを待っている」と説明。軍事的な警戒態勢を維持しつつ、米国の出方を注視する姿勢を見せた。
また、プレスTVはトランプ氏について、交渉における選択肢をほぼ使い果たし「言葉による心理戦」に頼るしかない状況だと指摘した。このタイミングでの米中首脳会談は米国の「弱さ」に拍車をかけ、世界最大の競争相手である中国に対して「極めて不利な立場」で向き合うことを余儀なくされるとの見方を示している。【ワシントン金寿英、カイロ古川幸奈】
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