インド首相、国民に在宅勤務など呼びかけ 燃料の消費削減狙いか

2026/05/12 17:23 

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 インドのモディ首相は11日、イラン情勢を巡って「過去10年間で最悪の危機の一つ」と述べ、在宅勤務の実施や不急の海外旅行を控えるよう国民に呼びかけた。10日に続く自粛要請で、エネルギー価格の高騰が続く中、燃料の消費削減や外貨準備の確保につなげる狙いがあるとみられる。

 モディ氏は11日、インド西部グジャラート州で演説し、「新型コロナウイルスを克服したように、この危機も乗り越えることができる」と強調。公共交通機関の利用を推奨したほか、金の購入についても当面は控えるよう求めた。

 インドでは結婚式などで金を贈る習慣があり、世界有数の金の輸入国としても知られる。モディ氏は「我々は輸入品の使用を減らし、外貨を費やすような個人的な行動は避けるべきだ」とも語った。

 インドは、原油の大半を海外に依存している。地元メディアによると、原油高が続く中、インド政府はこれまで暮らしに直結するガソリン価格の上昇を抑えてきたが、近日中に値上がりするとの観測が出ている。【ニューデリー松本紫帆】

毎日新聞

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