愛媛入りの両陛下、人工哺育のホッキョググマ「ピース」を見学

2026/05/17 11:10 

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 全国植樹祭への出席で愛媛県に滞在している天皇、皇后両陛下は17日午前、県立とべ動物園(砥部町)を訪問された。日本で初めて人工哺育に成功したホッキョクグマの「ピース」を見学。両陛下は「かわいい」と目を細めていた。

 ピースは1999年12月生まれの26歳。母グマはうまく育児ができず、飼育員の高市敦広さんが母代わりとなり、自宅に連れ帰るなどして育ててきた。

 人工哺育として国内最長の生存記録を更新している。ホッキョクグマの平均寿命は25~30歳とされ、今年3~4月には体調不良で公開中止になったが、順調に回復しているという。

 ピースと対面した皇后雅子さまは「かわいい、穏やかで」と語り、天皇陛下も「かわいい目をしている」と喜んだ。両陛下は高市さんに声をかけ、3人でピースと記念撮影していた。雅子さまは別れ際、お尻を向けていたピースの名前を何度も呼び、「名残惜しい」と語って手を振っていた。

 園内ではピースの育児に協力した高市さんの家族と懇談する。ピースを含めた多くの生き物を描いている自閉症の画家、石村嘉成(よしなり)さんとの交流も予定している。

 午後は松山市の県総合運動公園で植樹祭の記念式典に臨む。県窯業技術センターに立ち寄り、帰京する。【柿崎誠】

毎日新聞

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