広島原爆死没者名簿、合同記帳始まる 今年から公募の市民も参加

2026/06/07 18:31 

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 8月6日に広島市で開かれる平和記念式典で原爆慰霊碑に奉納される原爆死没者名簿の合同記帳が7日、広島市中区で始まった。被爆者2人と、市が今年初めて公募して選ばれた14人の計16人が、昨年8月6日以降に死亡が確認された被爆者の氏名など3035人分(7日時点)を記帳する。式典前日の8月5日まで続く。

 これまで被爆者2人が記帳していたが、高齢化が課題となっていたのに加え、幅広い世代に平和への思いを共有してもらおうと市が新たに公募を実施。実技や面接による審査を経て、16~70歳の14人が選ばれた。

 16人は名簿に手を合わせてから筆を執り、丁寧に記していた。ノートルダム清心高(広島市)2年の石丸陽菜さん(17)は「大きな責任を感じ緊張したが、慰霊の気持ちを込めて丁寧に書くことを意識しました」と話した。

 この日は1952年に初めて死没者名簿の記帳をした20人のうちの一人、伊藤恒子さん(92)=広島市佐伯区=が会場を訪れた。記帳の様子を見守りながら、「人の命をないがしろにする戦争の過ちを決して起こさないように、平和のバトンを次につないでください」と激励した。【井村陸】

毎日新聞

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