入浴施設は車で40分…断水・停電続く千葉県 道路寸断で復旧遅れ

2026/09/26 20:17 

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 台風25号による大雨で被害を受けた千葉県では、インフラ復旧が長引く見通しだ。土砂崩れや倒木の影響で鉄道は運休し、住宅の停電や断水が続く。道路が寸断されて復旧作業が阻まれ、暮らしへの影響が長期化しそうな地域もある。

 26日朝、千葉県君津市の道の駅。応急の給水拠点となったこの場所で、同市の自宅が断水している藤井みゆきさん(56)は6袋で計36リットルの水を受け取った。子ども2人と母親との4人暮らしで、連日、給水に頼っている。

 一番困るのは入浴で、お湯を沸かして体を拭いたり、車で40分かけて入浴施設を訪れたりしている。炊事の際は、なるべく洗い物を少なくしているという。藤井さんは「早く水が来てほしい」と願った。

 国土交通省によると、台風25号の影響で茨城、千葉両県で一時約9000軒が断水した。君津市内は約2000軒で、26日昼でも約800軒が断水していた。

 停電も深刻だ。東京電力パワーグリッドによると、千葉県を中心に最大約6万3000軒が停電。9割以上は解消したが、26日午後6時時点でも約6000軒で続いた。土砂崩れや倒木で道路がふさがれ、状況確認や復旧の作業が困難な地域があるという。

 鉄道の運休も続く。JR内房線は26日に木更津(木更津市)―安房鴨川(鴨川市)間で再開したが、姉ケ崎(市原市)―木更津間は復旧まで少なくとも3カ月かかる見通し。

 総武線は27日から榎戸(八街市)―八街(同市)間で再開するが、八街―成東(山武市)間は復旧まで約1カ月かかる。成田線の佐原(香取市)―銚子(銚子市)間は10月3日までの運休を見込む。小湊鉄道は上総牛久(市原市)―上総中野(大多喜町)間で運休している。

 JR東日本の三島大輔・千葉事業本部長は記者会見で「JRになってから最大規模の被害」と説明した。運休が続くJRの4線区は、代行バスを走らせる予定だが、十分な台数を確保できない恐れがあるという。内房線を使って木更津市から千葉市へ通学する女子高校生は「バスが混雑したら困る」と話した。

 国交省によると26日朝時点で、千葉県では国道が6カ所、県道などが56カ所で通行止めとなっている。

 千葉、神奈川両県によると、台風25号による死者は12人。3人の行方が分かっておらず、警察や消防などが捜索を続けている。【宮田哲、高橋晃一、平塚雄太】

毎日新聞

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