米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手（３０）が５日、ロサンゼルスで行われたパドレスとのナショナル・リーグ地区シリーズ第１戦で、ポストシーズン初本塁打となる３ランを放った。メジャー７年目で初めて臨んだプレーオフで、チームの勝利に貢献した。

　１番・指名打者で出場した大谷選手は０－３の二回、４球目を捉えて右翼スタンドに運んだ。バットを放り投げておたけびを上げ、ダイヤモンドを一周して喜びを爆発させた。Ｘ（ツイッター）では「ドジャース」「大谷さん」がトレンド入り。「こんなカッコいいホームランあるか？」や「この男は本当に止められない」といった投稿が相次いだ。

　ＭＬＢ（米大リーグ）の公式アカウントも「ＳＨＯＨＥＩ　ＯＨＴＡＮＩ　ＴＩＥＳ　ＴＨＥ　ＧＡＭＥ！！！（大谷が試合を同点にした）」とＸに投稿し、試合のハイライト映像と共にそのプレーをたたえた。大谷選手は５打数２安打３打点の活躍で、ドジャースは７－５で初戦を制した。

　試合中には、スタンドの大型ビジョンに現地で観戦していた世界的俳優ブラッド・ピットさんが映し出された。ファンたちからは「豪華すぎる」などの投稿も見られた。

　今季、大谷選手は５４本塁打、１３０打点をマークし、２年連続の本塁打王と初の打点王に輝いた。大リーグ史上初の「５０本塁打、５０盗塁」も達成した。【デジタル報道グループ】