競馬・凱旋門賞、日本馬の初優勝ならず シンエンペラー出走

2024/10/06 23:26 

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 フランス競馬の祭典、第103回凱旋門賞(2400メートル芝16頭、GⅠ)は6日、パリロンシャン競馬場で行われ、日本の調教馬で唯一出走したシンエンペラー(3歳牡馬、矢作芳人厩舎=きゅうしゃ)は12着で優勝はならなかった。

 シンエンペラーはここまで、海外1戦を含む通算7戦2勝でGIは未勝利。5月のGⅠ日本ダービー(東京優駿)は3着だった。2020年の凱旋門賞を制したソットサスを全兄に持ち、兄弟制覇も懸かっていた。凱旋門賞には坂井瑠星騎手(27)が騎乗した。

 日本の調教馬は、1969年のスピードシンボリから昨年のスルーセブンシーズまで延べ34頭が凱旋門賞に挑戦してきた。最高成績は99年のエルコンドルパサー、10年のナカヤマフェスタ、12、13年のオルフェーヴルの2着だった。

 日本中央競馬会(JRA)所属の武豊騎手(55)が騎乗した欧州馬のアルリファー(4歳牡馬)も11着に終わり、上位争いに加われなかった。武騎手は11回目の挑戦で、悲願の頂点はならなかった。【円谷美晶】

毎日新聞

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