岐阜第一、中京大中京などが準々決勝へ 高校野球秋季東海大会
高校野球の秋季東海大会は19日、静岡市の県草薙球場などで開幕し、1回戦4試合があった。岐阜第一(岐阜3位)と中京大中京(愛知2位)、聖隷クリストファー(静岡3位)、中京(岐阜2位)が準々決勝に進んだ。
岐阜第一は今夏の甲子園に出場した掛川西(静岡2位)に8―1で七回コールド勝ちし、中京大中京は宇治山田商(三重3位)との投手戦を1―0で制した。聖隷クリストファーは菰野(三重2位)に5―1で快勝し、中京は名古屋たちばな(愛知3位)を4―1で降した。20日は準々決勝4試合が行われる。【黒詰拓也】
◇中京大中京・高橋源一郎監督
初戦からチームのリズムを作るため、先発を託した田中(太久哉)が期待に応えて完封してくれた。緩急と左右高低を使い、気迫のこもった投球だった。今夏までは3年生が中心だったが、今は自分がゲームを作るという責任感も伴ってきた。
相手投手に対してなかなか自分たちのスイングができなかったので、スクイズ(記録は投手の失策)で点を取りにいった。夏の甲子園の後、バントや走塁にもこだわってきた。次の試合もしっかり守って勝ちたい。
◇中京大中京・田中太久哉投手
高校に入ってから公式戦では初めての完封です。真っすぐで押していたが、捉えられてきたので中盤以降は変化球を増やした。夏の甲子園では力んで甘く入った球を痛打されたので、ピンチになっても力を入れないように心掛けた。
◇聖隷クリストファー・上村敏正監督
打線には相手投手の球にバットを当てにいかず、三振でもいいから思い切ってスイングをするよう指示した。今の野球はバントを決めないと勝てない。低反発バットになってからはなおさら。うちは外野の頭を越すような打力はないが、もともとバントに力を入れてきて、今日も決めて得点に絡めた。先発の高部陸がいつも通りストライク先行で投げてくれた。
◇聖隷クリストファー・高部陸投手
変化球でカウントを整え、打たせて取る投球で完投することができた。フォームを安定させたので、制球には自信がある。相手は内角が強いと思ったので、真っすぐと変化球で外角に攻めることができた。次の試合につなげるためにも九回に気持ちを入れ直して投げた。
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