花巻東4番の古城、2安打も「敗因は自分にある」 父は巨人のコーチ

2024/10/19 15:35 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 高校野球の秋季東北大会は19日、福島県いわき市のヨークいわきスタジアムで準決勝があり、花巻東(岩手2位)は青森山田(青森1位)に1―4で敗れ、決勝進出はならなかった。「4番・三塁」で先発出場した花巻東の古城大翔選手は、プロ野球・巨人などで活躍して現在は巨人の3軍打撃コーチを務めている茂幸さんを父に持つ。この試合では2安打と奮闘したが、勝利にはつながらなかった。試合後の主なコメントは次の通り。

 ◇花巻東・古城大翔選手

 試合の入りを大事にしていこうとチームで言い合っていた中で、(二回に一、二塁から)自分のエラーで失点してしまったことでずるずると行ってしまった。あそこを抑えていれば、向こうに流れも行かなかったと思う。敗因は自分にある。

 (失策は)ボールが来たらまず三塁を踏んで併殺を狙っていたが、足が動かなかった。丁寧に行き過ぎてしまったのが良くなかった。攻めの守備ができなかったのが原因。

 <チーム唯一の複数安打>

 (相手は)どの投手も直球の質、変化球のキレともにトップレベル。春の東北大会では打ち取られたので、ここでやり返そうという気持ちだった。後ろにつなごうという意識で積極的に行けたのはよかった。ただ大会通してチャンスをつぶしてしまい、打席の集中力など未熟なところが多かった。

 今年夏の甲子園を経験して、新チームになって背番号も1桁を背負わせてもらった。だが、県大会でもなかなか結果が出なくて、東北大会こそ自分が引っ張るんだと意気込んでいただけに何もできなかったのと同じで悔しい。何かを伸ばすというよりも、チームの足を引っ張らないようにしないといけない。自分はまだまだ下手。下手なりに普通の人が2倍なら4倍練習しなきゃいけない。

 <父からアドバイスは>

 いつも大会が近づくと連絡をとる。東北大会前に練習の内容やバッティングの相談をした。少しでも力になってくれる存在なので、父のためにも結果を残したかった。

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>