「DH制」や「ビデオ検証」も検討へ 7回制の検討会議で 高野連

2025/01/10 20:38 

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 日本高校野球連盟は10日、大阪市内で「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」の初会合を開いた。会議後、井本亘事務局長は「高校野球を取り巻くさまざまな状況に対応するために検討していく」と語った。2025年12月の理事会までに対応策をまとめる。

 井本事務局長は議題について、「7回制」のほかに「ビデオ検証、DH制(指名打者制)も項目の一つになると考えている」と明らかにした。DH制はプロ野球パ・リーグや社会人野球、高校年代の国際大会でも導入されており、一つのテーマとして検討していく。

 日本高野連は24年8月に試合を9回から短縮する7回制導入に向けた検討を開始したと発表。これまでワーキンググループ(WG)で課題などを協議し、24年12月に新たに専門家ら15人で作る検討会議を発足させた。今回はWGからの報告や議論の進め方などを確認。座長には北村雅敏・日本高野連副会長を選任した。部員の健康対策や教職員の働き方改革、気候変動などを踏まえて議論を重ねていく。【長宗拓弥】

毎日新聞

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