第９６回都市対抗野球大会の東京都２次予選は２日、神宮球場で第２代表決定戦があり、東京ガス（東京都）が３―２でＨｏｎｄａに勝ち、５年連続２６回目の本大会出場を決めた。Ｈｏｎｄａは第３代表決定戦に回る。

　本大会は全国１２地区の予選を勝ち抜いた３１チームと、前年覇者で推薦出場する三菱重工Ｅａｓｔ（横浜市）が出場。８月２８日に東京ドームで開幕する。【円谷美晶】

　◇東京ガスの藤沢が決勝アーチ

　東京ガスが競り勝った。同点の八回、藤沢涼介が決勝の左越えソロを放った。投げては先発の伊東佳希が一回に２失点したものの、その後は七回まで無失点で味方の反撃につなげた。Ｈｏｎｄａは一回に小口仁太郎の左前２点適時打で先制したが、追加点を奪えなかったのが響いた。

　◇東京ガス・松田孝仁監督

　＜目に光るものがある＞

　苦しかったです。選手はたくましくやってくれました。監督はゲーム中は無力で、選手の力を押すことしかできないけど、最高の選手たちでよかったです。

　＜九回２死三塁で新人の清水をマウンドに送った＞

　もちろん清水を信頼して送り出しているけど、僕自身もしっかり勝負しました。

　＜今季は「ニューバージョン」をスローガンに掲げて、新人が活躍した＞

　新人が力を発揮しやすいように、ベテランなど先輩たちがサポートしてくれている。それがチームとしてうまくいっている要因かなと思います。

　＜どんな都市対抗にしたいか＞

　去年はベスト４で三菱重工Ｅａｓｔさんにかなわなかったので、今年は本大会で三菱重工Ｅａｓｔさんを倒して優勝したい。