「全員で力を合わせた結果」 神宮大会Vの九州国際大付が報告会

2025/11/27 13:49 

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 明治神宮野球大会の高校の部で優勝した九州国際大付属野球部の優勝報告会が27日、北九州市八幡東区の同校で開かれた。優勝旗を掲げて体育館に入場した部員たちを全校生徒約1700人が拍手で迎えた。城野慶太主将(2年)は、「チーム全員で最後まで諦めずに力を合わせた結果」と報告した。

 九国大付野球部が全国優勝するのは創部67年目で初めて。明治神宮大会では、山梨学院や花巻東といった強豪を接戦で制し、決勝は神戸国際大付を11-1で圧倒した。どこからでも得点につながる強力打線に加え、岩見輝晟(1年)と渡辺流(2年)の両投手が2枚看板としてチームを支える。

 報告会で岡村英一郎教頭は「日本一になった人しか味わえない緊張感を糧に、またチーム一丸となって成長してもらいたい」と述べた。楠城祐介監督(41)は「(引退した)3年生に感謝をしている。『日本一になる』という彼らとの約束を守れたことがうれしい」と語った。

 生徒会長の平田楓さん(2年)は、「優勝した瞬間は皆で喜んだ。野球部員の努力が実った姿を見て、私も感化された。これからも自分たちが決めた目標を達成してほしい」と話した。【井土映美】

毎日新聞

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