東京競馬場で３０日に行われる中央競馬のジャパンカップ（ＧⅠ・芝２４００メートル）の出走馬１８頭と枠順が２７日、決まった。日本の３世代のダービー馬をはじめ国内外の豪華メンバーがそろった。

　日本の代表格はダノンデサイルか。昨年のダービー馬で今春にはドバイ・シーマクラシックで海外ＧⅠを制覇。国外での評価も高い。自在性があり、ダービーと同じ舞台は歓迎だろう。７枠１４番。

　注目の外国招待馬はフランスのカランダガン。ドバイ・シーマで２着に敗れたが、フランスと英国のＧⅠを３連勝中。今年の欧州年度代表馬に選ばれ、現在世界ランク１位だ。強烈な末脚を持つ。４枠８番。

　クロワデュノールは今年のダービー馬で３歳。凱旋門賞１４着から巻き返しを狙っている。１枠２番。

　同じ３歳のマスカレードボールは天皇賞・秋で古馬勢に快勝。東京コースを最も得意にしている。７枠１５番。

　一昨年のダービー馬タスティエーラは先行力が持ち味。天皇賞・秋３着のジャスティンパレス、昨年のジャパンカップ２着同着のシンエンペラーも逆転を狙い、熱戦が期待される。【海保真人】