フィギュアスケートのアイスショー「プリンスアイスワールド２０２５―２０２６　ＰＩＷ　ＴＨＥ　ＭＵＳＩＣＡＬ～Ｔｈｅ　Ｂｅｓｔ　ｏｆ　ＢＲＯＡＤＷＡＹ～　愛知公演」が１３日、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園アイススケート場で開幕した。愛知での公演は１２年ぶり。ゲストスケーターとして、地元出身で日本男子初の世界選手権連覇を果たした宇野昌磨さんや、「かなだい」の愛称で親しまれる村元哉中さんと高橋大輔さん、織田信成さんらが出演。軽やかな滑りを見せた。

　宇野さんは「Ｔｈｅ　Ｓｐｅｃｔｒｅ」を疾走感たっぷりに演じた。公演後に宇野さんは「ハイテンポでエネルギーを使う演目。今はダンサブルな演目が多いけど、このプログラムを作った当初はこれが初めてのトライだったので、（当時は）披露する前に緊張するくらいの思いだったけれど、こうしていろんな経験を得て、今は緊張よりお披露目するのが楽しみ」と気持ちの変化を語った。

　また、自身がプロデュースし来年１月まで公演が続くアイスショー「Ｉｃｅ　Ｂｒａｖｅ（アイスブレイブ）２」にも出演しているプリンスアイスワールド所属の唐川常人さん、吉野晃平さん、佐藤由基さんやゲストで本郷理華さんも参加し「プリンスの皆さんの中にゲストスケーターが滑るのは他にはない」とこの公演の魅力を語った。

　「かなだい」の２人は２０２３年に作った「Ｌａｙ　Ａｌｌ　Ｙｏｕｒ　Ｌｏｖｅ　Ｏｎ　Ｍｅ」を初披露。コンテンポラリーな息の合ったダンスで観客を魅了した。また、高橋さんは佐藤さんらプリンスの男性スケーターとも共演し、息の合った演技を披露。「すごく楽しかった」と笑顔を見せた。

　公演は１４日まで。【吉田航太】