サッカーJ3・奈良クラブ 新監督に元日本代表・大黒将志氏が就任

2025/12/15 15:28 

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 サッカーJ3の奈良クラブは14日、新監督に元日本代表の大黒将志氏(45)が就任すると発表した。今季限りで退任する小田切道治氏の後任で、監督は初挑戦。クラブを悲願のJ2昇格に導けるか、手腕が試される。

 大黒氏は大阪府出身。現役時代はFWとして横浜F・マリノスやイタリア1部リーグ・セリエAのトリノなどでプレーし、日本代表として2006年のドイツW杯にも出場した。引退後は指導者の道を選び、今季はJ1の川崎フロンターレでコーチを務めていた。

 奈良クラブは今季、J2昇格プレーオフ進出を目標に掲げていた。出場条件の6位以内を維持した時期はあったものの、終盤で失速。最後は9位でシーズンを終えた。担当者によると、クラブは試合終盤での得点力に課題があると分析した。攻撃的なサッカーを模索する中で、現役時代にFWとして活躍し、引退後はストライカーコーチを務めた経験もある大黒氏に白羽の矢が立ったという。

 大黒氏は「奈良クラブで監督としてチャレンジできることに感謝と大きな喜びを感じている。選手と共に成長し、クラブがJ2に昇格できるよう全力で頑張る」とコメントしている。【田辺泰裕】

毎日新聞

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