アメリカンフットボールの全日本大学選手権決勝「ファミリーマート杯　第８０回毎日甲子園ボウル」（毎日新聞社、日本学生アメリカンフットボール協会主催、ファミリーマート特別協賛）は１４日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で行われ、前回王者の立命館大（関西２位）が関西学院大（関西１位）に３８―１４で快勝し、２年連続１０回目の優勝を果たした。

　立命大の連覇は、３連覇を達成した２００２～０４年以来２回目。最多３４回の優勝を誇る関学大は、２年ぶりの王座奪還はならなかった。

　全日本大学選手権は前回から大会方式が変わり、関東と関西は出場枠が１校からリーグ戦の上位３校に増えた。今回は史上初めて関西勢同士の決勝となった。【吉川雄飛】

　◇関学大、攻守でミス

　立命大が効果的な攻めで試合を優位に進めた。開始直後、ＱＢ竹田のパスを受けたＷＲ仙石が先制のタッチダウン（ＴＤ）を決めると、第１クオーター終盤にはＲＢ漆原のランが光り、竹田のＴＤにつなげて引き離した。１４点リードの第４クオーター序盤には、キッカーの横井がフィールドゴール（ＦＧ）を決めて勝利を決定づけた。関学大は攻守でミスが目立ち、流れをつかめなかった。