男性スタッフ負傷でHKT48オンライン握手会中止 福岡2人刺傷

2025/12/14 21:52 

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 福岡市中央区のみずほペイペイドーム福岡近くの商業施設「ボス イーゾ フクオカ」で14日夕方に発生した殺人未遂事件。被害者の一人は、施設内に活動拠点の劇場があるアイドルグループ「HKT48」の運営会社スタッフだった。容疑者が逃走しているため、多数の警察官が捜査に当たるなど緊迫した雰囲気に包まれ、付近にいた人々は「怖い」と声を震わせた。

 HKT48は事件後にホームページ(HP)でコメントを発表。「劇場が入居する施設で刺傷事件が発生いたしました。弊社男性スタッフ1名が被害に遭いました。弊社スタッフ以外にも被害に遭われた方がいらっしゃるとの報道が出ておりますが、1日も早くご回復されることを心からお祈り申し上げます」とつづった。

 事件が起きたのは14日午後5時ごろ。ドームのエレベーターホールでHKT48運営会社の男性会社員(44)が左胸1カ所を刺され、20代の女性も背中を突然、刺された。劇場は休館日で、この日はHKT48の新曲発売記念の「オンライン握手会」が開かれていたが、事件後に中止となった。メンバーは事務所内にいたが、全員無事だった。施設に入る「よしもと福岡」でも午後8時からお笑いライブが開かれる予定だったが、中止になった。

 施設近くのみずほペイペイドーム福岡で開かれた男性アイドルグループのコンサートに来ていた20代の女性は「建物の外に出たら警察がたくさんいて驚いた。人が刺され、(容疑者は)まだ捕まっていないと聞いた。怖い」と話した。【川畑岳志、金将来】

毎日新聞

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