セクハラ問題で失職の前市長は出馬せず 沖縄・南城市長選告示

2025/12/14 17:05 

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 市職員へのセクハラ問題を巡り、前市長が失職したことに伴う沖縄県南城市長選が14日、告示された。届け出順に、いずれも無所属新人で元県議の、大城憲幸(のりゆき)氏(57)と座波一(ざははじめ)氏(66)=自民、国民民主、公明推薦=が立候補した。投開票は21日。

 失職後、市長選に出馬するかどうか明言してこなかった前市長の古謝景春(こじゃけいしゅん)氏(70)は立候補しなかった。

 市長選はセクハラ問題で混乱した市政の立て直しや地域振興策が主な争点になる見通し。13日現在の選挙人名簿登録者数は3万7064人。

 南城市では、複数の職員らが古謝氏から「胸を触られた」「キスされた」などと訴えた。市が設置した第三者委員会は5月、古謝氏によるセクハラ行為を認定し、市議会は9月、不信任決議を可決した。古謝氏はセクハラを否定し、市議会を解散したが、改選後の市議会は11月、不信任決議を再可決し、古謝氏は失職した。【比嘉洋】

毎日新聞

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