エンゼルス・菊池雄星、WBC出場に前向き姿勢 地元岩手で自主トレ

2025/12/13 18:11 

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 盛岡市出身の米大リーグ・エンゼルスの菊池雄星投手(34)は13日、来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」について「チャンスがあれば前のめりで考えたい。世界一に貢献できるように、いつ声がかかってもいいように準備している」と語り、出場に前向きな姿勢を示した。

 母校・花巻東高校(岩手県花巻市)近くの屋内練習施設で、自主トレーニングをした後、報道陣の質問に答えた。

 屋内練習施設は、菊池投手が昨年建設し、オーナーを務める。この日は花巻東高出身のプロ野球・巨人の西舘勇陽投手(23)、常総学院高出身でパドレスとマイナー契約を結んだバルザー・ブライアン投手(21)と一緒に筋力トレーニングに汗を流した。

 菊池投手は「体の軸がどこにあるのか感じ取れた方がいい」「頭のてっぺんにもセンサーが必要。その方がフォームを修正しやすくなる」と西舘投手らにアドバイスして、三点倒立をする意味を説明した。

 前転をする際にも「呼吸を止めていると体の可動域が狭くなる。力を抜いてリラックスして前転すると静かに回れる」と助言。熱のこもったキャッチボールもした。

 菊池投手は「冬どれだけ頑張ったかで、夏の結果が決まる。ストレートの質を高めたい。油断したら居場所がなくなるのがメジャー。常に上を目指したい」と話した。【山田英之】

毎日新聞

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