ボクシング井上尚弥、史上最多の世界戦27連勝 4団体統一王座防衛

2025/12/27 23:28 

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 ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体タイトルマッチは27日、サウジアラビアの首都リヤドで行われ、統一王者の井上尚弥(大橋)が、世界ボクシング評議会(WBC)同級2位のアラン・ピカソ(メキシコ)に3―0で判定勝ちし、主要4団体の王座防衛に成功し、単独史上最多の世界戦27連勝を達成した。

 世界戦の連勝記録は、最多で並んでいたヘビー級の伝説的ボクサーで1981年に66歳で死去したジョー・ルイス、50戦全勝で世界5階級制覇のフロイド・メイウェザー(ともに米国)を抜いた。戦績は32戦全勝。

 32歳の井上は、神奈川・相模原青陵高時代にアマチュア7冠。「モンスター」の異名を取り、2014年4月にWBCライトフライ級王座を奪取した。同年12月に世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王座に就いた。

 18年5月には世界ボクシング協会(WBA)バンタム級王者となり3階級制覇を達成。19年11月に複数の団体王者が争うワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)を制し、22年12月にバンタム級の主要4団体の王座統一を果たした。

 スーパーバンタム級では23年7月にWBCとWBOの統一王者に勝ち、2団体の王座を獲得して4階級制覇を達成した。同年12月にはWBAと国際ボクシング連盟(IBF)の統一王者を破り、バンタム級に続く2階級での主要4団体王座統一を果たした。【飯山太郎】

毎日新聞

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