連勝発進の豊昇龍、横綱初優勝へ気迫十分 大相撲初場所2日目

2026/01/12 20:50 

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 ◇大相撲初場所2日目(12日、東京・両国国技館)

 ◇○豊昇龍 寄り切り 一山本●

 全身から気迫が出ていた。横綱・豊昇龍が前頭筆頭の一山本を退け、2連勝と順調に滑り出した。

 立ち合いで一山本のもろ手突きを慌てずにこらえ、すぐに右を差して得意の下手をがっちり取る。左も差して万全の体勢にすると、そのまま前に出た。「相手の動きを見て相撲が取れた。しっかり集中できた」と汗を拭った。

 昨年の冬巡業で痛めた左膝の状態が懸念されたが、3日の出羽海一門の連合稽古(げいこ)では、いずれも平幕の平戸海と豪ノ山を圧倒し、「(膝は)問題ない」と明るい表情を見せた。

 昨年初場所で2回目の優勝を飾って横綱に昇進した後は、もんもんとした日々を送ってきた。右肘などのけがに見舞われて2場所休場し、まだ賜杯は抱いていない。先場所は優勝決定戦で安青錦に屈した。

 昨年末、部屋の忘年会で豊昇龍はこう宣言した。

 「優勝します」

 シンプルな言葉に思いの丈を込めた。まだ成長段階で伸びしろも期待される26歳。連勝発進にも「気にしていない。終わったこと。明日のことをしっかり考える。以上」。いつものように取材を素早く切り上げ、かぶとの緒を締める。今場所こそ番付最高位の威厳を示すことができるか。【黒詰拓也】

毎日新聞

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