智弁学園・杉本の残り球数は… 迫る投球数制限 センバツ

2026/03/30 08:00 

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 選抜高校野球大会は31日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で、智弁学園(奈良)―大阪桐蔭の決勝がある。2022年以来の近畿勢対決に注目が集まる中、懸念されるのが投手の投球数制限だ。

 智弁学園はエース左腕の杉本真滉投手が29日の準決勝・中京大中京(愛知)戦で1失点完投。要した球数は137球だった。

 杉本投手はこれまで全4試合に登板し、3完投。計498球を投げている。

 日本高校野球連盟は、投手の肩や肘のけがを予防するため、「投球数制限」を設定し、1人の投手が1週間に投げられる球数を500球以内に制限した。20年からの試行期間を経て、25年から正式にルール化した。

 ルールを元にすると、杉本投手は完封した20日の1回戦、花巻東(岩手)戦の129球は決勝を含む「1週間」に入らない。

 延長十回まで1人で投げ抜いた25日の2回戦、神村学園(鹿児島)戦の143球、救援で7回を投げた27日の準々決勝、花咲徳栄(埼玉)戦の89球、さらに中京大中京戦の137球がカウントされ、1週間で計369球を投げたことになる。

 つまり、決勝で投げられる球数は131。ただし、決勝が予定される31日は雨予報となっており、1日順延すれば神村学園戦の143球も除外されることになる。

 これまで春夏の甲子園大会で投球数制限が適用されたケースはないが、制限数に達すれば交代となる。

 大阪桐蔭はエース右腕の吉岡貫介投手が残り286球、左腕の川本晴大投手は1回戦の150球が除外されて残り406球、同じく左腕の小川蒼介投手は386球と余裕がある。

 智弁学園の杉本投手は決勝に向けて「相手チームも強く、自分だけじゃ勝てないと思うので、チーム一丸となって全力でいきたい」と話していた。

 実力伯仲の両校。球数制限も見据えた投手起用も見どころになりそうだ。【生野貴紀】

毎日新聞

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