PL似のユニホームが話題 初の甲子園を目指し決勝臨む希望が丘

2026/07/25 08:00 

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 全国高校野球選手権の福岡大会は25日、東筑と希望が丘による決勝をむかえる。春夏通じて初となる甲子園を目指す希望が丘。快進撃とともに、春夏通算で7回の甲子園優勝を誇るPL学園(大阪)に似たユニホームが話題になっている。

 ◇「逆転の希望が丘」となれるように

 白地のユニホームの胸元には2列のローマ字で、KIBOU GAOKAの文字。上下で字体が異なることも含めてPLとそっくりだ。1971年創部だが、3年前にリニューアルされたという。背景にはチームを率いて4年目の松崎雄太監督と、PLの監督として黄金期を築いた中村順司さんとの縁がある。

 松崎監督は名古屋商科大学の野球部時代、中村さんから指導を受けていた。加えて中村さんが希望が丘のある福岡県中間市の出身で、松崎監督は3年前、プロ野球・巨人などで活躍した桑田真澄さんと清原和博さんの「KKコンビ」などを擁して無類の強さを誇ったPLにあやかりたいと、同じデザインのユニホームを使いたいと頼んだという。

 当時、夏の福岡大会で初の準決勝へ進出して敗れた直後。「『逆転のPL』と呼ばれたように『逆転の希望が丘』となれるよう更なる強さを身につけるため力を借りたい」と思いを訴えた。

 中村さんは「お前が考えた上でそこまで言うのなら使っても構わない」と承諾した。

 松崎監督は指導者としても、中村さんのスタイルを受け継いでいる。「厳しさや優しさなど指導者に大切なことを教えてもらった」と振り返る。

 特に大事にしているのは「野球は日ごろの行いや生活が直結する」という教えだ。「自分から野球を引いたとき何が残るかを常に考えて生活するように」と選手へは伝えているという。

 今年はエースの渡辺佑大投手と、主軸を任される仲一晟主将を中心に、投打にバランスのとれたチームで福岡大会を勝ち上がってきた。

 仲主将はリアルタイムでPL学園の試合を見たことはないが、父に「大好きな学校」と聞かされてきたため、動画サイトなどで試合を見たことがあるという。

 入学後にユニホームを見た時は「2列もローマ字で文字が並ぶのは他校にはないのでかっこいい」と思ったという。試合中に気持ちを落ち着かせたいときは、PL学園の選手が試合中にやっていた胸元を握りしめる動作をする。「自然と握ります。力を貸してくださいって思いながら」と話す。

 甲子園まであと1勝に迫るが、松崎監督は「甲子園を意識しすぎない。『あと一つ勝つだけ』。これが大事です」と選手たちを落ち着かせる。

 希望の先にある栄光をつかむべく大一番へ挑む。【林大樹】

毎日新聞

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