暑さ対策で衣装や伝統の応援スタイルも変更 甲子園アルプスの戦い

2026/08/18 06:30 

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 連日酷暑が続く甲子園。開催中の第108回全国高校野球選手権大会では、グラウンドでプレーする選手に加え、声援を送るアルプススタンドでも各校が自ら工夫している。衣装を変更したり、伝統の応援を取りやめたりした学校もある。熱気に包まれるアルプススタンドで、熱中症対策を取材した。

 3年ぶりに出場した履正社(大阪)。定番となっているスタンドの「R」の人文字が、今年は見当たらない。

 人文字は生徒たちが制服の上から色の付いたTシャツを重ね着していたが、履正社の応援団責任者を務める端無(はなし)幸知教諭は「重ね着が暑いので、今年はやめました」と説明する。

 前回出場した2023年は一部のイニングに限って人文字を作ったが、今年は完全にやめた。

 夏の甲子園では、大会本部が熱中症対策として、アルプス席裏に空調が利いた臨時休憩所を設けている。

 横浜(神奈川)の応援団はチアダンス部や吹奏楽部、応援指導部など100人を超える大所帯。スペースに限りがあるため、守備時にローテーションを組んで休憩所で休んでいる。

 衣装を変えることで暑さを和らげようと工夫する学校もある。

 岡山学芸館(岡山)のチアリーディング部は、メッシュ地で通気性があり、野球部と同じデザインのユニホームを着用する。今夏の岡山大会から変更したという。部長の早田香花(このか)さんは「涼しくて動きやすい」と語る。

 花咲徳栄(埼玉)の吹奏楽部では、今回の甲子園から肌に触れると冷たく感じられるフード付きのタオルを導入した。水でぬらしたり、汗をかいたりした時、反応してひんやりするという。

 今大会は暑さ対策のため、一部の日程で午前8時から1試合、午後1時半から3試合を行う2部制で実施された。チーム側もスタンドで暑さを避けるための試行錯誤を続けている。

 大会本部によると、観客の熱中症疑いは第1日からの10日間で82件だった。前回大会の第10日終了時点と比べて4件減った。【高橋広之、深野麟之介】

毎日新聞

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