天理監督、誕生日に勝利ならずも「一番の贈り物」 夏の甲子園

2026/08/20 14:52 

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 全国高校野球選手権は第14日の20日、阪神甲子園球場で準決勝があり、天理(奈良)は健大高崎(群馬)に0―1で惜敗し、36年ぶりの決勝進出はならなかった。

 エースの長尾亮大投手が完投。終盤に好機を作ったが、あと一本が出なかった。

 天理・藤原忠理監督の試合後の主なコメントは次の通り。

 ◇「打の天理」から「守る野球」へ

 <九回はあと一歩でした>

 (健大高崎の)先発の佐藤(麻恩)くんに完璧に近い形で抑えられたので、ずっと防戦一方でした。

 ベース付近の球の力が予想以上にありましたので、みんな差し込まれていました。

 コンパクトにスイングをしなさいと指示をしましたが、なかなか修正できなかったです。

 その中でも、辛抱強く守ってくれたと思います。 

 <健大高崎の捕手の大岩翔斗選手のリードについては>

 我々の打者を一人一人ちゃんと研究して、うまく攻められたなと。

 大岩くんのペースを崩したいと思って、ちょっと動きをかけたのですが、やはり相手さんの方が上でしたね。

 <長尾投手は完投しました>

 やっぱりエースですね。

 何度か「代え時かな」というところがあったんですけど、彼の顔つきがしっかりしていました。もう任せたという形で、私も腹をくくりました。

 もともと野手でしたが、打撃投手をさせた時に、非常に球持ちが良かったので、変化球を教えたら必ずいい投手になると思いました。1年生の秋に転向して、どんどん投げ込みをさせました。

 (ここまでの成長は)やっぱり彼の努力のたまものですね。

 <主将の金本相有(さんゆ)選手はどんなキャプテンでしたか>

 チームの雰囲気を苦しい時でも変えることができます。彼がどんどんチームを引っ張ったからこそ、この0―1の試合ができたと思います。

 (遊撃手として四回には二塁けん制で走者をアウトにし)金本のファインプレーですよね。

 特に健大高崎さんは走塁がうまいので、ランナーに動いてもらったら困るという中で、あのプレーは大きかったですね。

  <今大会は旬の風が吹いていると言っていました>

 この試合でも感じていましたね。ガタガタガタッと崩れてもおかしくない場面が何回もあったんですね。

 でも、その度に風が後押ししてくれて、守り切れたと思います。

 <準決勝のあった8月20日は藤原監督の61歳の誕生日です>

 誕生日まで甲子園にいさせてもらう、これが一番大きい贈り物だと思っていまして、選手に感謝したいです。

 <2024年に就任して、守り勝つ野球を掲げてきました> 

 私自身も、やってきたことが間違いじゃないなと。

 また選手も、こういうふうな戦い方を経験して、今やっていることが間違いじゃないなと思ってくれています。

 「打の天理」から「守る野球」という、新たな伝統ができたんじゃないかなと私は思っています。 

毎日新聞

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