愛知・名古屋アジア大会が開幕 開会式は堤幸彦監督が演出

2026/09/19 20:12 

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 第20回アジア競技大会(愛知・名古屋アジア大会)が19日、開幕した。メイン会場となる名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂スタジアムで開会式が行われ、「アジア最大のスポーツの祭典」の幕開けを祝った。日本での夏季大会開催は1958年の東京、94年の広島以来32年ぶり3回目。45カ国・地域から1万5000人超の選手団が参加し、10月4日まで史上最多の43競技が行われる。

 開会式は午後6時から始まり、天皇、皇后両陛下と大会名誉総裁を務める秋篠宮さま、秋篠宮妃紀子さまも出席された。各国・地域の選手らが笑顔を交えながら入場し、史上最多932人で編成する日本選手団が最後に登場すると、スタジアムからはひときわ大きな拍手が送られた。大会組織委員会会長の大村秀章・愛知県知事らのスピーチに続き、天皇陛下が開会を宣言した。

 式の演出は名古屋市出身の映画監督・堤幸彦さんが手がけ、名古屋城など地域の歴史やものづくりの地・愛知のテクノロジーを生かしたパフォーマンスなどが披露された。式のクライマックスでは、フィギュアスケート・ペアの三浦璃来さんと木原龍一さんら約1000人のランナーが8月下旬からつないできた聖火を、陸上ハンマー投げのオリンピック金メダリスト、室伏広治さんと父の重信さん親子が最後に受け継ぎ、聖火台にともした。

 ◇総計費3倍以上に 国歌取り違えも

 大会は「IMAGINE ONE ASIA ここで、ひとつに。」をスローガンに、スポーツの力でアジアの絆を深め、未来に進もうとの意義を掲げる。10月のアジアパラ大会とともに、開催地の愛知県と名古屋市にとっては、地域振興や国際的な知名度向上にもつなげたい考えだ。一方で総経費が競技数の増加や物価高などで当初想定の3倍以上の3700億円に膨らみ、各競技の国際大会の増加で大会の地位低下が進むなど、課題も抱える。

 競技の一部は開会式に先立って10日から始まり、18日の男子ホッケー韓国戦では北朝鮮国歌が誤って流れるトラブルもあった。

 国歌の取り違えについて、大会組織委は19日、韓国側に謝罪したことを明らかにした。原因について「事実関係を確認している」とするが、組織委の1人は毎日新聞の取材に「リハーサル不足。しっかり準備をしていなかった」と話した。【丘絢太、川瀬慎一朗、菊池真由】

毎日新聞

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