一度「クビ」も経験 阪神・元山が攻守に躍動、存在感増す元気印

2026/09/20 23:45 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ◇○阪神8―1DeNA●(20日・甲子園)

 負ければマジック消滅、しかも相手は9月好調のDeNAという正念場で、阪神が快勝した。7番・遊撃で先発出場した元山飛優が打線のつながりを生み出した。

 三回、相手の暴投で1点先行。さらに2死満塁となったところで元山が打席に入った。追い込まれてからの4球目、内角の直球を引っ張った。打球は一塁手を強襲する内野安打。ボールはファウルグラウンドに転がり2人が生還。一気に試合の主導権を握った。

 六、八回には軽快な守備を披露。二塁近くに転がるゴロに追いつき、素早い送球でアウトにした。攻守にわたる活躍に「(直近)3日間はベンチスタートで、疲れも取れていたのでより集中できた」と納得の表情だ。

 昨年オフ、西武から戦力外通告を受けた。拾われる形で今季からは縦じまのユニホームに身を包んでいる。

 遊撃を固定できないチーム事情の中、7月ごろから出番が増加。今では最もレギュラーに近い存在だ。

 たとえ、先発を外れてもベンチで声を出し、雰囲気作りに一役買っている。「黙っていろと言われる方が難しい」と元気者は語る。

 一度は「クビ」を告げられたプロの世界で、優勝争いで苦闘するチームの大切なピースとなっている。【吉川雄飛】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>