「常連」と新戦力、見えた違い 生き残るのは…サッカー日本代表

2026/09/28 23:11 

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 ◇サッカー国際親善試合

 ◇○日本代表2―1ベネズエラ代表●(28日・エディオンピースウイング広島)

 スタジアムのどよめきが何重にも響き渡った。

 後半1―1に追いついた後のプレー。GK鈴木彩艶(アストンビラ)が低く、鋭いフィードを蹴り込んだ。

 中央付近、ぽかっと空いた相手との間でFW上田綺世(リール)がいとも簡単にトラップ。振り向きざまに左の伊東純也(ゲンク)にパスを送った。伊東はダイレクトで相手DFの裏へスルーパス。走り込んだ久保建英(レアル・ソシエダード)にわずかに合わなかったが、胸躍る好プレーの連続だった。

 ベスト32で夢断たれた6~7月のワールドカップ(W杯)北中米大会。個々に力不足と課題を痛感させられた。鈴木、上田はそれぞれ新天地に活躍の場を移し、より厳しい環境の中で磨いた「持ち味」を、代表の場で早速見せつけた形だ。

 一方、手放しで喜べないもやもやもある。

 森保一監督はこの試合を「個の底上げをしてチーム力を上げていきたい」と新メンバーのテストの場と位置づけ、代表デビューが4人というフレッシュなメンバー構成で臨んだ。

 ところが、そのうち3人が前半終了までに交代。残った中野就斗(広島)も後半開始のプレーで相手に突破を許し、失点に関与した。同点ゴールはともに後半から出場した伊東のクロスに上田がピタリと合わせたものだった。連係面で「常連組」と開きがあることを差し引いても、違いは歴然だった。

 中野は「成長していくしかない」と唇をかんだ。森保体制集大成となる来年1月開幕のアジア・カップまでサバイバルは続く。残る席は多くない。【生野貴紀】

毎日新聞

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