9月日銀短観 大企業・製造業の景況感、横ばいのプラス13

2024/10/01 08:58 

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 日銀が1日発表した9月の企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を表す業況判断指数(DI)が、大企業・製造業で前回6月調査から横ばいのプラス13だった。半導体などIT関係の市況が回復した一方、中国の景気悪化など海外需要の伸び悩みが下押し要因となった。

 一方、大企業・非製造業は前回調査から1ポイント改善し、プラス34となった。改善は2四半期ぶり。幅広い業種で上昇した人件費などの価格転嫁が進み、業況が改善したほか、猛暑の影響で販売が好調だった業種も見られた。

 3カ月先の景況感を聞く先行きDIは、大企業・製造業が1ポイント改善のプラス14。一方、人件費などのコスト高の懸念から、大企業・非製造業は6ポイント悪化のプラス28だった。【竹地広憲】

毎日新聞

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