米停戦延長表明で協議再開に期待 日経平均株価初の一時6万円台

2026/04/23 11:18 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 23日午前の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は続伸で始まり、前日終値からの上げ幅が一時400円を超え、6万円台に乗せた。日経平均が取引時間中に6万円を超えるのは初めて。米国がイランとの停戦延長を表明したことで、戦闘終結に向けた協議再開への期待が投資家心理を支えた。前日の米国株式市場で主要3指数がそろって上昇。この流れを受け、東京市場も人工知能(AI)、半導体関連の株などが買われている。

 日経平均は前日比172円78銭高の5万9758円64銭で始まった。一時6万13円98銭を付けた後は、利益確定の動きが広がり、一時400円安まで下落した。午前10時現在は、前日終値比364円86銭高の5万9950円72銭。為替は1ドル=159円台前半で推移している。

 ニューヨーク原油先物相場は、指標となる米国産標準油種(WTI)が1バレル=92〜93ドル台と高騰しており、東証33業種の中でも、情報・通信業など一部は上昇しているが、ほとんどが下落している。野村証券の秋山渉氏は「日経平均株価への寄与度が高い一部のAI関連株に偏った上昇となっている」と指摘した。

 日経平均は昨年10月27日に初めて5万円を突破し、その後も上昇基調が続いたが、中東情勢悪化を背景に3月末に一時5万1000円を割り込んだ。4月に入り、戦闘終結への期待から、16日には2月27日に付けた終値の最高値を更新。22日は一時5万9708円21銭を付け、終値の5万9585円86銭とともに史上最高値を更新していた。【鴨田玲奈】

毎日新聞

経済

経済一覧>