円相場、1ドル160円台に下落 約3週間ぶり、原油高で円売り

2026/04/29 23:22 

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 29日のニューヨーク外国為替市場で対ドルの円相場が下落し、一時1ドル=160円台をつけた。中東情勢の混乱長期化への懸念が強まり、「原油価格の上昇で日本の貿易赤字が拡大する」との観測から、円売りが進んだとみられる。円相場が160円台をつけるのは7日以来、約3週間ぶり。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は28日、米軍によるイラン港湾の封鎖について、トランプ米大統領が長期にわたって続けるよう指示したと報じた。原油供給の混乱が長引く恐れが強まったことで、原油先物価格の指標である米国産標準油種(WTI)は上昇し、29日に一時1バレル=105ドルの高値をつける場面があった。

 円安進行を受け、市場では、政府・日銀による円買い・ドル売り介入への警戒感が強まっている。2024年7月に介入に踏み切った際の1ドル=161円台半ばが「介入ライン」と意識されている。【ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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