桑島法子、『SEED』シリーズ4役のあいさつで観客感激 フレイ&ナタル&ステラ&アグネスの…
アニメ映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』特別版上映記念舞台あいさつに登壇した(左から)三石琴乃、保志総一朗、桑島法子 (C)ORICON NewS inc.
【写真】月に代わっておしおきしそうな福田己津央監督
イベントには、キラ・ヤマト役の保志、マリュー・ラミアス役の三石、アグネス・ギーベンラート役の桑島が参加した。
桑島は、『SEED』ではフレイ・アルスターとナタル・バジルール、『SEED DESTINY』では、ステラ・ルーシェを演じた。いずれのキャラクターも死亡しており、『SEED FREEDOM』で正式な出演シーンがなかった。それもあり冒頭のあいさつで桑島は「長くなります」と前置きした上で、フレイの声で「ねぇ、ちょっとキラ!今回の映画のアンタは何なの?途中でウジウジ、ウジウジして見ててイラッとしたわ!だけど1つだけよかったところがあるわ。なんだと思う、保志くん?」と保志に問いかけた。思わぬ展開に「保志くんでいいんだ」と苦笑いしながらも保志は「頑張っていたところ!」と雑に答えてしまった。フレイの声のまま「バッカじゃないの!正解は、あの赤髪のアグネスという女の言いなりにならなかったところ!成長したのね、キラ」と語った。
続いて、ナタルの声になり「マリュー・ラミアス館長、いやマリュー、いや三石琴乃さん。あの大雪が降った日の試写会で隣の席で見ていて、あなたが『戦術バジルール』と言った瞬間に『マジか!』と思うのと同時に熱いものがこみ上げてきました。忘れないでいてくれた!私が生きていた証は、あなたの中に刻まれている!ありがとう!マリュー・ラミアス~、三石琴乃さ~ん!」と声を上げた。そしてステラの声になり「シン、シンはいないの?」と辺りを見回した後に「シンはステラが守る!」と誰もが驚いたシーンの再現をして、会場には笑いが起きていた。
そしてアグネスの声になると「ちょっと、ちょっと!あんたたちは出てこなくていいから!きょうは私が呼ばれているのよ!」と話し、「アグネス・ギーベンラート役の桑島法子です。今回の映画に出てこられないキャラクターたちがいるので、愛していただいて、ありがとうございますとお伝えしたかった」と笑顔であいさつした。
“桑島劇場”に会場は大歓声。保志は「長かった(笑)。キャラで来るとは思わなかった」と笑い、三石は「楽屋で『ど頭で皆さんにダル絡みするので、よろしくお願いします』と(笑)。全然、ダルくはなかったですよ」とにっこり。フレイの一言もあり、保志は「感動しました」と胸を打たれたそうで、福田監督は「(桑島自身が)こういうキャラクターとは思わなかった。あんなにアフレコの時はハジケてた?」とびっくり。三石は「あれは仕事場なので」とフォローしたが「これも仕事場か(笑)。法ちゃんは、こんな感じです」と笑顔で明かしていた。
『機動戦士ガンダムSEED』シリーズは、2002年10月より全50話で放送された、21世紀に入って初めて制作されたテレビシリーズのガンダム作品。物語は遺伝子調整がおこなわれた人類(コーディネイター)とこれまでの人類(ナチュラル)が、軍事組織ザフトと地球連合軍にわかれ戦いを繰り広げる。この戦争を通じ、コーディネイターである主人公のキラ・ヤマトの苦悩と成長が描かれている。
これまでのファン層に加え多くの女性層を獲得し、最高視聴率8.0%を獲得。さらに小学生を中心に第二次ガンプラブームを巻き起こし、“新世代のガンダムシリーズ”として一世を風靡した。
また、04年10月から続編となるテレビシリーズ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』も放送され、前作を上回る最高視聴率8.2%を獲得。シリーズ累計のパッケージ販売数は驚異の400万本を超え、音楽、イベントなどテレビアニメシリーズの枠を超えて、日本中を席巻した人気作品となっている。
シリーズの完全新作となる劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のストーリーは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の続編となり、戦いが続く世界でキラやアスラン、シンたちの新たなストーリーが展開され、5月に全国的な上映が終映となり、興行収入49億円、動員290万人を突破した。その後“期間限定の特別版”として500カット以上の本編映像をアップデートした。第1弾はきょう20日から10月3日まで、第2弾は11月1日から11月14日まで再び劇場で上映。第1弾、第2弾で異なるエピローグカットが追加される。
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