TBSの人気テレビドラマをハリウッド・海外市場向けにリメイク開発する共同事業がスタート

2025/01/22 09:00 

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TBSとSTORIESグループがグローバル市場を視野に戦略的パートナーシップを締結

 TBSテレビとグローバルに企画開発・コンテンツ制作およびマーケティング事業を行う、STORIESグループ及び同社米国子会社STORIES INTERNATIONAL, INC.は22日、グローバル市場を見据えた新たな戦略的パートナーシップを締結し、北米を中心としたドラマ開発の共同事業を進めていくことを発表した。

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 TBSは日本およびアジア地域のドラマ制作において圧倒的な実績を誇り、今回の共同事業においては、TBSが制作してきた人気ドラマ作品を英語圏およびグローバル市場向けにリメイクし、日本発のストーリーを世界市場に向けて展開する取り組みを推進していく。

 TBSとSTORIESグループは、TBSが保有する膨大なドラマ作品群の中から、約40本の注目作を厳選して世界市場向けにリメイクプロジェクトとして企画・開発を進める。

 TBSドラマの強みは、魅力的なキャラクターと確かな構成の脚本、そして世界の視聴者にも響く普遍的なテーマにある。たとえば『アンナチュラル』『Eye Love You』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』といった作品は、アジア各地で圧倒的な人気を獲得した。

 今回の協業により、すでに日本・アジアで実績のある優れたストーリーの数々を、世界の視聴者をターゲットに市場を開拓してきたハリウッドの企画開発力と製作チームを活用し企画開発することで、日本発の実写作品では難しかった、グローバル市場の視聴者の開拓を目指す。

 同事業では、STORIESグループが英語圏における企画開発を主導し、同社の東京と米ロサンゼルスの両拠点で10年以上にわたり培ってきた知見とネットワークを活用し、アイデア・プロット開発、ハリウッドのトップクリエイターとのコラボレーションによる企画開発を行う。

 TBSテレビグローバル営業開発部長の深井純氏は「STORIESグループとの共同事業は、我々が大切につくり上げてきたテレビドラマを、英語版リメイクを通じて世界の視聴者に届ける大きな一歩となります。TBSが培ってきたストーリーの数々と、STORIESグループの持つ企画開発力とネットワークをあわせて、当社IPが国境を越えて輝くための事業を一緒に進めていけることを楽しみにしています」とコメント。

 STORIESグループの鈴木智也CEOは「STORIESグループでは“日本のストーリー・クリエイティブを世界へ”というミッションのもと、映画・テレビ・ゲームなどの日本のストーリーをハリウッドやグローバル市場で展開していくためのクリエイティブ開発やIPのパッケージングやマーケティング活動のサポートを進めて参りました。ドラマのTBSとして、日本とアジアのテレビドラマの歴史を作り上げてきたTBSとパートナーを組んで、優れた日本のストーリーの数々を世界に届けていくという今回の事業を実施できることを、光栄に感じるとともに、世界中の視聴者を魅了するプロジェクトを生み出していくことを楽しみにしています」とコメントしている。

■STORIES グループについて

 STORIESグループは博報堂DYグループを出資パートナーに持ち、東京とロサンゼルスの2拠点で30人のメンバーと20人超のクリエイターが所属、コンテンツ企画製作・広告・マーケティング事業をグローバルに展開する。

■TBSテレビの海外事業について

 TBSは1960年代以降50年以上にわたり、ドラマやバラエティ番組、アニメ、映画などすべてのジャンルの海外展開に積極的に取り組んでいる。特に『VIVANT』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』『半沢直樹』などの大ヒットドラマや、『SASUKE』『風雲!たけし城』などのバラエティ番組のフォーマットが各国で人気を博し、累計の販売実績は、世界160を超える国・地域に数百作品、数万話におよぶ。さらに近年は動画配信やIP活用による商品化、出版、テーマパーク、タイアップなど「マルチ展開」にも活動を広げている。
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