仲間由紀恵、シングルマザー役を熱演 “今の沖縄”を舞台に描く家族とダンスの物語『STEP …

2025/02/06 08:50 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

映画『STEP OUT にーにーのニライカナイ』3月7日より沖縄県先行公開、3月14日より全国公開 (C)「STEP OUT」製作委員会

 『TRICK』シリーズをはじめ、『天空の蜂』、舞台「テンペスト」など、多くの作品でタッグを組み、20年以上の親交がある堤幸彦監督と俳優の仲間由紀恵が、約10年ぶりにタッグを組んだ映画『STEP OUT にーにーのニライカナイ』が、3月7日より沖縄県先行公開、3月14日より東京・新宿ピカデリーほか全国で公開される。

【動画】物語『STEP OUT にーにーのニライカナイ』予告映像

 本作の舞台は音楽やダンスが生活に溶け込んでいる沖縄。母親の朱音(あかね)、妹の舞(まい)と3人で暮らす照屋踊(てるや・よう)は、ダンススクールで出会ったリサに憧れ、ダンスを習い始める。朱音は家計を支えるためスナックで働き、人との関わりが苦手な舞はスクールの前でいつも兄の姿を一心に見つめていた。やがて踊はリサとペアを組み、その才能を開花させていく。そんな中、朱音のもとに一本の電話があり、ある男が訪ねてくる。偶然、家の前でその男を目撃する踊。後日、テレビでダンスオーディションを開催すると発表した音楽プロデューサーのHIROKIが、その男だった…。

 動き出す運命。憧れだったダンスパートナー、友人や地元の人々、大切な母、そして妹との繋がりの中で揺れ動く踊。踊が自分と向き合って選んだニライカナイ(=理想郷)とは…。

 沖縄県出身の仲間がシングルマザーの朱音を演じる。息子・踊役は、2023年に再始動となった沖縄アクターズスクール出身のSoul。兄を慕う妹の舞役は同じく沖縄アクターズスクール出身の又吉伶音。物語の鍵を握る音楽プロデューサーをEXILEの橘ケンチが演じる。

 先日実施された沖縄プレミアイベントで仲間は、「沖縄の今のリアルな姿を描いたかっこよくて温かな作品」と語っており、自身の出身地・沖縄での撮影という夢を叶えてくれた堤監督への感謝も口にしていた。

 本作の予告映像には、沖縄の地でダンサーを追いかけながらも家族や友人との関係の間で揺れ動く息子の踊と、シングルマザーとして家族を支える朱音が、お互いに感情を爆発させぶつかり合う姿も収められている。

 「ここからずっと逃げ出したかった…!」と押し殺してきた本音をぶちまける踊に対し、朱音は「だったらどこへでも行け!」と心にもない言葉を返してしまう。涙をこらえきれない朱音の姿が印象的だ。葛藤の末に踊が下した決断とは?“今の沖縄”を舞台に描かれる温かな家族の物語。


ORICON NEWS

エンタメ