DeNA東克樹、寒風の沖縄で熱投の初ブルペン スライダーに手応え

2025/02/04 18:43 

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 プロ野球・DeNAのエースとして昨年の日本一に貢献した29歳の東克樹が、沖縄県宜野湾市での春季キャンプ第1クール最終日の4日、初めてブルペン入りした。気象台が低温に関する情報を出すほど異例の寒波に見舞われている沖縄で、熱気のこもった34球を投じた。

 この日、特に手応えを感じたのはスライダーだ。昨年はその前のシーズンよりもスライダーの曲がり幅が小さくなっていた。このため、「空振りを取り、打者の視線も外したい」と改善を決意。自主トレーニング期間中にフォームを一部見直した。その結果、この日のスライダーは、目標としていた曲がり幅をクリアした。

 本来は第1クールにはブルペンに入らない構想だったが、仕上がりが順調だったため前倒し。大原慎司チーフ投手コーチも「気持ち良さそうに投げていたし、出力が出ていた。一発目にしては問題ない」と評価した。

 昨季に続く開幕投手の最有力候補だが、2023年にエース格だったバウアーが2年ぶりに復帰した。「(開幕投手に向け)強い気持ちを持ってやっていきたい。またライバルが増えたので負けないようにしっかりと、そこの座を狙って頑張りたい」と語った。【岸本悠】

毎日新聞

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