大分県勢トップの中村雄人さんに「池中杯」 別府大分毎日マラソン
過去最多の4491人がエントリーした第73回別府大分毎日マラソン大会(毎日新聞社など主催)は、前日から降り続いた雨が午前中には上がり、レース開始後は日も差すなどコンディションが徐々に上がっていく中で白熱したレースが展開された。大分陸上競技協会が協会登録者の男子トップに贈る「池中杯」には、2年ぶりに出場した玖珠町の中村雄人さん(32)が輝いた。中村さんの受賞は3度目。【石井尚、李英浩、神山恵、山口泰輝】
「とにかくきついレースだったけど、最後まで頑張れました」
県勢トップの2時間21分15秒でフィニッシュした後、笑顔の中にもほっとした表情を浮かべた。2022年の初出場から2大会連続で池中杯に輝くという実力者のため、勤務する玖珠町役場の同僚らから「池中杯を取ってきてね」などと期待する声を掛けられていたためだ。
今回で受賞は3度目だが、フィニッシュするまでは「駄目かもしれない」という不安と闘っていたという。同じ県勢で、過去のレースでも競い合ってきた渡辺智也さん(大分市消防局)が100キロマラソンで好成績を残すなど、力を付けてきていたからだ。
その予想は的中し、中盤から渡辺選手に引き離され、30キロ付近から完全に孤立状態に。だが、集中力を切らさないよう意識して走っていると、最終盤の41キロ付近に差し掛かった時、視線の先に再び渡辺選手の姿が現れた。
最初は「まさか」と思ったというが、相手との距離は徐々に縮まっていく。小差で競技場内にたどり着いた時、「足が壊れてもよいから、出し尽くしてやれ」と力を振り絞り、フィニッシュ直前で逆転に成功した。
本来の専門はトラック競技の5000メートル走。別大マラソンはオフシーズンの練習になれば、と挑戦を始めたが、「あまり楽しくはない」と苦笑いを浮かべる。それでも「練習をトラックにも生かせるので、良いステップアップになっています」とも話し、今後も挑戦を続けるつもりだ。
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