山口・長生炭鉱、潜水調査3日間で遺骨見つからず 4月に3回目調査
戦時中の1942年に落盤による大規模な水没事故があった山口県宇部市の海底炭鉱「長生(ちょうせい)炭鉱」で、残されたままの犠牲者183人の遺骨の収容に向け、地元の市民団体が実施した3日間の潜水調査が2日、終了した。遺骨や遺品は見つからなかった。今回の調査で分かった坑道内の状況を踏まえ、市民団体は4月に3回目の潜水調査を計画するとともに、国による調査や遺骨収容を改めて求める。
事故では朝鮮半島出身の労働者136人、日本人労働者47人が亡くなった。事故後、遺体が収容されないまま、坑口(坑道への出入り口)が閉じられた。地元の市民らでつくる「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」は2024年からクラウドファンディングで集めた資金を使って調査を開始。24年10月に続き2回目となる坑道内の潜水調査を1月31日から実施してきた。
調査ではダイバーの伊左治(いさじ)佳孝さん(36)が連日、海岸近くの坑口から水がたまった坑道内に入り、最奥で約265メートル先まで進んだ。その範囲に遺骨や遺品はなかったが、2日は木製の輪など炭鉱で使われていたとみられるものを拾い出した。さらに先の坑道は崩れている可能性があり、海上のピーヤ(排気口)から坑道内に入る方法なども含めて、今後検討する。
4月の調査では韓国のダイバー2人も加わる予定。刻む会の井上洋子共同代表は取材に「安全に調査が進んだ。次回は国際的な遺骨捜索活動になる。一歩一歩前進していきたい」と語った。【福原英信、小澤優奈】
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